美しいキモノ 2009年秋号掲載
「蝋堰出し(ろうせきだし) 小紋」
輪郭の無い柔らかな仕上がり
堰出しとは、模様の輪郭の外側に糊で堰の糸目を置き(外に飛び出さないよう防波堤のようなものを作る)、模様描き以外の部分は伏せ糊で全面を埋め、模様の内側に彩色をします。 このため輪郭線のない模様表現となるのです。
着かたをいろいろ想像したくなる
右の写真は「美しいキモノ」に掲載されていた取り合わせです。メルヘン調を意識した可愛らしい感じがします。
帯合わせとしては、やはり黒地や紺地などの濃い地色の帯を合わせたほうが楽ですが、右下の写真のようにオフホワイトですが、ワンポイントの柄でやや大きめで、着物の雰囲気と色使いが似た感じだと逆にさっぱりとした合わせ方になりますね。
柄粋にもよりますが、地色は真っ白よりも生成系の方が合わせやすいです。
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