2010年10月15日金曜日

附下着尺

附下着尺(つけさげ きじゃく)


  
品格あるきもの

本日の作品は野口制作の附下着尺です。
図柄は唐花と華紋が描かれています。この落着いた優しい地色に茎のきれいな曲線と決して重過ぎない華紋の雰囲気、それぞれの色目が何とも柔らかいむっくりとした感じがとても上品に描かれています。
やはり生地の上質さが発色の良さにつながっているのでしょうね。品格のある素晴らしい着物です。
手前の写真は衽(おくみ)と前身頃(まえみごろ)部分、奥の写真は前身頃と後身頃部分です。
これだけの柄付けを施しておりますので、仕立て上がると訪問着のような華やかさを感じることができると思います。

上質をまとう喜び

帯び合わせとしてはフォーマルの帯を合わせます。袋帯の他に綴れの名古屋帯でも良い取り合わせでしょう。
色目や柄の雰囲気によって長くご愛用頂けます。結婚式や祝賀会等にも十分着用頂ける品格ある素晴らしいお着物です。
染めの職人技と生地の上質さを十二分に堪能し、着物を着る楽しさ、
着てきたことを褒められる喜びを味わって頂ければ幸いです。
必ずやここぞという勝負服の一枚になることでしょう(笑)。

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