2009年6月14日日曜日

本塩沢

本塩沢(ほんしおざわ)
 
手織りでつくったお召しのひとつ
本日の作品は本塩沢です。別名で塩沢お召(おめし)とも呼ばれていますので、こちらのほうがしっくりいくと言う方も数多くいらっしゃるでしょうね。
本塩沢は、1000年以上も前から越後上布を織っていたという新潟県南魚沼郡塩沢町で主に生産されています。麻織物である越後上布の苧麻を絹に変えて織り上げたのが本塩沢と塩沢紬です。本塩沢は緯糸に強撚糸(きょうねんし・強く撚り(より)をかけた糸)を用いており、織りあがった反物を湯もみすると、撚りが戻って生地の上に独特のシボが現れます。これが本塩沢特有のシャリ感につながる訳です。

トーフ絣・・・(笑)
本塩沢は越後上布で培われた技術や絣の技法をうまく生かして織られています。絣もメジャーなものでは十字絣・蚊絣・亀甲絣などがありますが、今回の作品は「トーフ絣」と小札に書かれていましたので豆腐なのでしょう(笑)蚊絣とかとは違い、何かポッテリとした感じが可愛く、豆腐と聞けばよりいっそうニヤけてしまいますね。右の写真は黄八丈の八寸名古屋帯をのせてみました。墨黒系の地色に、白ではない灰白色系の縞がいい感じです。
この時期ならば夏帯をあわせた写真を掲載するところですが、モノトーンの感じでいくのにどうも納得がいかず、まあいいや!てな感じでやっちゃいました

HPはこちら http://www.kimono-seki.com/

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